2008年7月19日

INAXの建築家フォーラム 石上純也講演会 1

INAXの建築家フォーラム第73回、石上純也さんの講演会に行ってきました。
若手建築家の中で注目度の高い人ではないでしょうか。
妹島和世建築設計事務所出身ということもあってか、
作風はその進化系のように感じられます。

 

私が始めて石上さんの作品を見たのは、
「レストランのためのテーブル」(2003)でした。
たわみ、構造解析、軽さといった現代建築的な概念を、
家具であるテーブルに率直に適応させたものです。
初見時にはその鋭い着想と実作の精巧さに、鳥肌が立ったのを覚えています。


講演会は恐らく全てのプロジェクト/実作を網羅するもので、
石上さんの思考過程が鮮明に浮き出るものでした。

氏は、一つのキーとなる事象や現象に対して徹底して突き詰めて考え、
具現化する為の方策を手段を選ばずに行う事で、
結果としてクオリティの高い実作へと結び付けているようです。
その一連の過程は、極めてディープな方向性に延びていると感じました。

作品を通して言える事は、家具や樹木、都市や風景のような建築を取り巻く要素を、
的確に建築言語に取り込んで処理している点です。
あまりにもそれを徹底して行うが故に、
その思考/設計プロセスから実作、プレゼンテーションまで一貫した思想が貫き、
人の心を打つのでしょう。

 

続きます。

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